#石井友二 Tag

勝ち残るクリニック経営7つの戦略セミナー行いました

環境変化と戦略について  1.リーダーの行動 (1)役割を明確にする (2)リーダーとしての仕事、責任、信頼 2. 財務の知識習得 (1)指標による管理 (2)F/Sの理解 3. 診療所のガバナンス体系構築 組織マネジメントスキルの習得 非凡なものづくり 業務標準化 7. 人のパフォーマンスを上げる ...

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クリニック向けのセミナーを多数行っています

                                                              さまざまな主催者によるクリニック向けのセミナーを幾つも行っています。テーマはさまざまですが、多くの方々に参加いただいています。例えばスタッフマネジメントについてです。クリニックの業務と知識を体系化しマニュアルを媒体として業務を日々進化させることで、マニュアルをベースに活動するスタッフの質も向上し、結果高い成果を挙げられる組織になります。今回のウェビナーを通じ、スタッフマネジメントをしっかり行いクリニックを益々発展させていきましょう。  ...

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病院における管理会計

厳しい時代迎えを、DPC病院であれ、ケアミックス病院であれ、療養病床をもつ病院であれ、どのような業態の病院でも管理会計が必要となりました。管理会計により、活動を計画し、また実績を迅速に把握する。そしてそれらをつぶさに分析するとともに的確に行動することが、時代を乗り越えるためのポイントだからです。 なお、管理会計は企業活動を管理する会計をいい、報告のための財務会計と区別される会計です。管理会計には、月次で行われる予算実績管理や、指標管理、そして病院原価計算等があります。 病院原価計算には、部署別活動の巧拙を判断するための部門別損益計算や経営戦略、あるいは診療政策を管理するための患者別疾病別原価計算、そして機器を購入するかどうかを判断するときの特殊原価調査といったものが含まれます。さまざまな先行指標と実績指標の比較を考慮したうえで、毎月の各部門の損益をみて、どこに経営上の課題があるのかを発見し手を打ちます。 間接部門のコストにイレギュラーはなかったか、コメディカルへのオーダーは十分であったのか、また合理的に運営されたのか。さらに外来、病棟といった直接部門には、新たな課題が発生していないかといったことが調査されます。予想された患者が来院したのか、また外来からの入院比率は、入院患者のうち手術対象患者はどうであったのかといった指標を管理しつつ、部門別損益を確認するなかで、増患や単価、紹介率、稼働率、在院日数、コスト等の課題が発見されます。 DPC病院においては、さらにDPC固有のマネジメントができているのか、ロスがないのかといったことへの検証が行われますし、また、患者別疾病別原価計算を考慮することにより、自院の得意な治療をどれだけ利益のでる治療に代えていけるのかと言ったことへの注意が払われるようになります。自院の治療のポートフォリオをどのようにつくっていくのかを検討する資料ともしていきます。 なお、特殊原価調査とは、医療機器を購入するか、リースするか、レンタルするかを決定するための経営意思決定のための原価計算です。医療機器を購入する前に、病院の患者構造や医師のスキル、地域における他病院の運営状況を勘案したうえで、自院に適した医療機器への対応を決定することを目的としています。 これらについても、大型機器のみならず中小型機器についても同様の処理を行う必要があります。その場合、MEがすべての一定程度の重要性をもつ医療機器における利用頻度、故障、修理、医療事故についての個別履歴を管理しておく必要があります。 何れにしても管理会計を導入しなければ、暗闇のなかで手元の少しの明かりを目当てに仕事をしなければなりません。とりわけ部門別損益計算や患者別疾病別原価計算の考え方を知る。そして現在導入しているものをどのようにうまく使えばあるべきかたちになるのかについて十分に考慮する。あるいは、新規にどのように導入していくのかを考えることが病院管理者の役割であることをよく理解しなければなりません。 患者別疾病別原価計算の整備には、それなりに時間を必要としますが、まずは部門別損益計算を行う体制をつくりあげることができれば、管理会計導入の本格的なスタートを切ることができます。部門別損益計算において、翌月15日に月次決算が終了する会計体制を同時に確立することで、病院経営幹部は、各部門の運営状況をつぶさに把握し、合理的な運営を行うきっかけをつくりあげることができるようになります。 部門別損益計算の導入運用手順は、 内部統制及び会計制度の現状調査 会計処理修正 指標管理体制整備 部門別損益計算導入 分析手法の提供 月次管理者会議の合理的運営 業務改革への情報提供 目標利益確保 といったながれで行います。 どのような業態であっても、病院であれば少なくとも部門別損益計算の導入は必要です。業務の可視化の精度が上がれば仔細な行動を行えるようになることは明らかです。管理会計の導入により肌理の細かいマネジメントができることを理解し、積極的な取組みを行っていくことが有効です。 medi-biz | 日々の生活にもっと医療の活用を  ...

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診療所繁栄10のポイント

外来診療を生業とする一般診療所が毎年、微増しています。傾向は、有床診療所(ベッド19床以下の診療所)の廃止を超えて、無床の診療所の新規開業が多くあったことを意味しています。医療の必要な高齢者がこれから増加していくとしても、彼らは在宅での医療を受ける機会も多くなり、皆高齢者が通院するものでもありません。なので、開業が盛んになれば既存の診療所と間での競争が激しくなることは必至です。 さらに、今回のようなコロナ騒動があればなおさらですが、コロナ中、来院を控える傾向があるのは言うまでもなく、コロナ後も日本経済回復の遅れから、家族の所得が減少したり予想される医療費の自己負担が増加することで、受療回数(患者が来院する回数=日本は医療機関にかかる回数が世界一です)低減も予想されます。このような環境下において診療所が繁栄し続けるためには、受診者の年齢層を広げるとともに、比較優位性をもつ活動をしなければなりません。 以下のポイントに留意して診療所運営を行う必要があります。 ビジョンをしっかり定めたうえで、戦略を明確にし、事業計画と年間目標を明確にして目標から現在の行動を決定する HPやパンフ、チラシ等の媒体や営業活動によりプロモーションを行い、自院を地域により浸透させる 朝早くか、夜遅くまでの診療を行うなど、他の診療所の診察していない時間に診療する。また土日や祭日にも診療日を設定する 連携を強化することや、新しい治療や診療科を設置することで新患への訴求力を高める 地域住民のため診療所固有の健康倶楽部を組成し、会報を発行。役立つ情報開示で地域住民の健康管理とともに来院促進を行う 日常的に診療所において休日や昼間の時間を利用して、セミナーを開催し病気の不安をできるだけなくす マニュアルやチェックシートにより仕事の手順やノウハウの整理をしっかり行う 職員の力を引き出すために一定の基準職務基準等による職員の公平公正な評価と継続的な職員の教育を行いリピート率を引き上げる  訪問看護ステーションやケアマネと組んで、外来だけではなく、やはり在宅にも興味をもつ 経費を無駄にせず計画的な資産形成を行うなど現金を増やすことで次に備える ということがそれらです。 これらをひとつひとつ積み重ねることで必ず診療所は活性化し、ながく地域で繁栄する診療活動を行うことができるようになります。 マーケティングの5P、すなわち場所、価格、製品、販促、非凡なものについて検討し、他の診療所に負けないもの、地域住民から信用、信頼、安心される診療所をつくりあげていくことが繁栄の要諦(ポイント)ということになります。新型コロナ、少子高齢化、米中関係悪化、ブクレジットを含めた欧州問題、世界的景気低迷など心配事は絶えませんが、上記をアレンジし、何かを変えることに、我々も果敢に挑戦していきたいと考えています。 medi-biz | 日々の生活にもっと医療の活用を ...

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