幹細胞治療は、患者自身の腹部などから、少量の脂肪組織を採取し所定の培養施設で、幹細胞を取り出し規定の数まで培養増殖され、患者自身に投与(静脈点滴、または局所注射)されるという手順で治療が行われます。今回視察をしたクリニックでは、パーキンソン病や疼痛緩和での認可を得て幹細胞治療を行うことになります。自動培養装置が設置されたラボの開設が7月であり、ラボでの培養や培養施設での培養を行うことで、毎月数十人の治療を行う体制を整えています。説明を受け、標準治療+幹細胞治療を行うことにより多くのメリットがあることが理解できました。きれいになります、とか元気になりますといった曖昧なものではなく一定のエビデンスに基づいて行われる治療には説得力があります。このクリニックでは論文をベースとした他の総合的な代替医療によるパーキンソン病や脳梗塞治療についての研究も進めています。今後の治療や研究の推移を見ながらインバウンドに向けた体制整備をも行うとのことでした。当社は、他社で行われるベトナムからのメディカルツーリズムを支援するなかで当クリニックの実績を伝えていきたいと考えています。
2024年3月20日